プチ改良

輜重車まわりを少し改良するため休暇を取得。

夜間トレーラーを駐車するときに「まっすぐ止める」のは結構難しい。とくに灯火が無い場所で止めるにはラインを確認するのが困難だ。ということで「LEDテープ」を購入して側面からリアにかけて貼り付けてみた。「LEDテープ」5mほどの長さに600個ものLEDがつながっており、いちおう防水加工がされている。電源はトレーラーのバッテリである。点灯したまま走行するとデコトラのようになってしまうので、あくまでも駐車するときに電源接続するようなカタチをとることにする。(概算ではあるがLED1個20mAとして600個点灯させると12A食うことになる!)

バッテリにSAEケーブルを接続するためにバッテリの箱を開けたところ、太陽光パネルからの充電電流と電圧(1次側)を監視するためのメーターのターミナルブロックが溶けているのが見つかった。今までこのメーターでみていた最大電流は8A程度なので、仮にコネクタの接触抵抗が1オームであったとすると60Wくらいの発熱を見る。これはたしかに危険だ。

下に金属ヒューズ(定格20A)があるのだが、こちらはブローしていない 工事ミスと言えばミスだ

問題はコネクタにねじ止めで接続したときにどの程度の接触抵抗かわからなことである。また、昼間太陽光パネルは「充電」しているのでいじるのは結構神経を使う。今回はバッテリが満充電なので電流が流れないと思い込んでそのままメーターをバイパスして直結することにした。今度泊るときにパネルが充電されていないときをみはらかって本格対策をしよう。

ところで、太陽光パネルは短絡電流が規定されている。このためこれ以上の値のヒューズを入れるのは意味がない。一方でヒューズやコネクタの接触抵抗による発熱ではヒューズによる保護は期待できない。悩ましいところだ。サーモカメラがあればわかるのだろうけど・・・

実は同様の障害が緯度運用専用車両のリアラッゲージのシガーソケットにも発生したようで、車両のヒューズ(10A)は飛んでいないのだが、長時間リチウムバッテリの充電(7A程度)を行っていたらシガーソケットに電圧が出てこなくなってしまった。

このトレーラーで使用しているパネルは最大出力が175Wなので、カタログ上9A程度の電流が期待できるのだが、もともとこの接触抵抗のせいで8A程度までしかでなかったのかもしれない。

で、肝心のLEDテープであるが、まさにテープで車体にはりつけている。LEDテープだけでは心配なので、さらに上から透明のテープで養生している。サイド側は真下に向けて、リア側は後ろ方向に「ビーム」が出るようになっている。以下はリアからの写真である。ナンバープレートの下に横一線に白く光っているのがわかるだろうか?

夜、その実力とやらを見てみたいものだ

先日のゴールデン移動では当初発電機が始動しなくて困った。そこで(効果があるかどうかわからないが)クリーナーでクリーニングすることにした。また、せっかく発電機を持ってきたのだから家の掃除機でトレーラーと車の中をクリーニングした。

最後に前回の運用中におかしくなったHFのアンテナのチェックである。MFJ-269でケーブルのロスとアンテナのSWRを見てみたが・・・どうやらHM6はお亡くなりになってしまったようである。このアンテナはかれこれ20年は使ったのではないだろうか。当初は「こんな重くてバンド切り替えが面倒なアンテナは実用性がない」とコケ下ろしていたが、移動局の装備として一番よく働いてくれた。