車両の屋根に設置した太陽光パネルは150W程度の電力を生み出す。設備利用率を8%と仮定すると10W程度の機器を常時動かしてもおつりがくることになる。また、このパネルにつながったバッテリからは主に電子レンジを駆動するくらいだ。
そこで以前よりChuwiのキューブPCとUSBカメラを設置して車内を監視できるシステムを考えていた。(ちなみに通信用のWifiルーターが別途必要だが、こちらは当初からついていたバッテリでまかなっている)
たかだかカメラを動かすのに2万円もするWindowsマシンを使うのはもったいないのでMT4を24時間動かして「だいきんもち」になる野望があった。このアプローチは以前このウエブサーバーであるCentOS+Wineで試みたのだがものの見事に失敗している。今回はWindowsなのでWineを入れる必要はないのだが、バッテリの収支が合わないのでこちらもボツになっていた。
そんなある日アマゾンを見ていたらWansviewという会社のネットワークカメラが目に止まった。なんと価格は3000円である。最初からWifi接続できるのはありがたい。消費電力は5W以下だという。
このカメラは専用のソフトウエアで制御でき、左右方向に350度、上下方向に90度カメラをコントロールできる。最初に考えていたWindows + USBカメラではこんな芸当はできない。もちろんモーション検出やビデオの録画機能もある。
専用のソフトウエア(おそらく鯖はBY本土にあるのだろう)というのが気になるが、気になる貴兄にはRTSPプロトコルもサポートしているので国産のビュワーを使うことも可能である。
接続はいたって簡単である。それ故に変なバックドアがないだろうか心配になる。といっても情弱な私には何もできない。
で、先日輜重車のドア部分に取り付けてみた。下記の画像は自宅から遠隔でアクセスしたものである。