先日購入したChuwiのLarkbox proをセットアップした。今回のコンセプトは「なるべく軽く」である。まず入れたのはanydesk。情弱な私にとってこういうソフトは危険だと思うのだが、このPCには個人情報はなくべくいれないということでインストールしてみた。つづいて監視カメラ用のソフトを評価目的で2種類(このリンク先の1番目と2番目)インストール。ポケットルーターAterm MR05をつかってネットにアクセスできるようにした。ちなみにMR05のSIMカードはAndroidタブレットとシェアしている。
ひとつ懸念だったのは消費電力である。Larkbox ProのACアダブタは12V 2Aとある。最大で24Wほどになる。ルーターは8Wなので、最大で30Wほど喰う。一方で供給する電力は165Wのソーラーパネルを100Ah程度のバッテリにためたものである。パネルの設備利用率を15%とみると25W程度であるから、ぎりぎりかなあ。
予備実験でDC-ACコンバーターからすべてのシステムを動かしたところ、電源側(ここではおなじみのDM33OMV)の電流計を見るとブートしあと1Aから2Aを指している。もっともフルスケで32Aのなんちゃって電流計が示す1Aから2Aの世界だから誤差のほうが大きいだろう。このシステムはいわゆる「ヘッドレス」であって、キーボード、マウス、ディスプレイはつけない。リモートデスクトップでアクセスすることを前提としている。
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今回のシステム(笑)アンドロイドタブレットからカメラの映像を見ている。
運用して輜重車のバッテリが上がってしまったらお話にならない。そこで次善の策としてスリープとウエークを繰り返して平均消費電力を下げてやろうという戦略だ。具体的には朝ブートしてやって、昼間は太陽電池の力をかりて夜スリープにするのを繰り返すのだ。この記事が役に立った。これで平均電力を1/3程度(夜間8時間)下げる。
とりあえず、現場に機材を置いてリモートで覗けることを確認した。設定どおりスリープしてウェークアップしているようなのでヨシとしよう。あとはひと月にどのくらいデータのトラフィックがあるかだ。
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自宅のPCからリモートでアクセスしている。
ほかの作業として先日困ってしまったウォータータンク用のアクセスドアのキーシリンダ設置を行った。このシリンダだけ他のドアシリンダとくらべてラッチするための金属板が短い。交換用のシリンダの金属では金蔵版が長すぎて引っかかってしまうので、適当にプラ板(廃棄したクレジットカード)をつかって細工してみた。最初は交通系のプリペイドカードで試したが必要な剛性を得られなかったので、クレカのきれっぱしを2枚重ねることにした。無事に交換できた。結局合鍵を作るコストと同程度で確実に解決したことになる。
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上が今回購入したシリンダ、下が車両についていたもの
上の写真では仮にラッチをはめているがどう見ても長すぎる。
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たまたま有効期限の切れたクレジットカードがあったので、切り取って使用。現場で長さを調整した。
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無事に設置できた
昨今世間を騒がしているゲリラ豪雨の影響のせいか、どうもどこからから雨水が入ってきているようだ。もしかしたら根本的に治療しなくれはいけないのかもしれない。まだまだ課題は山積みだ。