8月2日の朝、目を覚ますと外は台風の影響で風雨。今回はヘッド車だけで0904市への移動を考えていたが、出鼻をくじかれる。9時ころに天気が回復してきたが、ドラぷらを見ると例によって渋滞の赤い筋。いつも渋滞を避けて早朝に出るので、とても渋滞に巻き込まれる気は起きない。
結局、ボロアパートからの運用することにした。輜重車がないとアコモが全くない状態で、出かける元気がなくなった次第。夕方に荷物を車両から降ろした。
今回は先日追加で買ったLiFeO4バッテリの運用。2個使いで発電機を使わなくてもコンテストにフル参加(といってもVHFシングルバンド)できるかどうか試してみる。
FDの規約を読んでみると、フィールドデーステーションとホームステーションに分かれていて、ホームステーション同士の交信も得点として有効になっている。ホームステーションはいわゆる常置場所の固定局のような扱いだが、どの場合も電力は50Wに制限されている。(以前FDでHを打ってきた方もいた。当然得点は0である。)
「フィールドデーステーションは移動運用している局」とのことなので当移動局はこのカテゴリになる。ところが、フィールドデーステーションはAとBに分かれていて、
「フィールドデーステーションA」とは、コンテストに参加する目的で移動している局をいう。」
とある。そして、「既設の無線設備がなく既設の電源もない場所であること。」とある。ボロアパートはボロであるが、商用電源が引き込まれている。
コンテストの時だけベランダにアンテナの仮設するので、「既存の無線設備がない」状態だが、どうやって証明するのだろうか。また、オートキャンプ場やバンガローのようなところに移動した場合、商用電源が引き込まれているとフィールドデーステーションBになるのだろうか。あるいはこのような状況でもバッテリで運用すればフィールドデーステーションAに昇格するのだろうか?
今回はFDについては商用電源を一切使わず、コンテストでの移動運用の状態を再現する形ですべてLiFeO4バッテリの電力を使う。(もっともLiFeO4バッテリの充電は商業電源から行っているのでこれもどう考えるか)
アンテナを設置して、いつもの前祝。冷蔵庫からノンアルを取り出す。21時コンテストが始まると、部屋の電灯を落とす。代わりにLEDランプ、小型扇風機、パソコンの電源もすべてバッテリからDC-ACコンバーターを使って供給する。

さすがに寝るときはエアコンを使用 この扇風機を切るとノイズが乗ってPCからのキーイングができなくなることが発覚
21時から翌10時ころまで1台めの100Ahのバッテリからリグに電気を供給。もう1台のほうは上記の「コンテストを行うために必要なPCや灯火、扇風機、リキッドタイプの蚊取り器」に供給する。PCはパケ代がもったいなので家のWiFiに接続。(普段はデンパが届かないところで運用するので必須ではない)
翌日10時からはバッテリを交換して最後まで運用した。11時ころからは扇風機だけではもたないので、最近はビジネスパーソンも通勤電車内で着用しているところを見かける空調服で熱中症対策。なお、コンテストに必須の朝のカフィーは商用電源を使って淹れた。(部屋の中でピクニックストーブは使いたくない。暑いしね。)

今回使用したバッテリ 右下はDC-DC (12.0V から13.8V)コンバーター
容量(合計200Ah)の80%程度を消費して終了。これなら寝なくても18時間のコンテストのランニングが可能だろう。昼間はソーラーパネル(4Aほど期待できる)からの補充電が期待できるが今回は使っていない。

コンテスト終了時 それにしても暑いね
コンテスト終了後、現在2個のバッテリの充電を行っているが、計算では10時間ほどかかるのだろうか?追記:5A充電で18時間かかった。充電電量が大きい充電器を使うこともできるが商用電源でないと厳しい。(たとえばリアラゲッジのシガープラグからDC/ACコンバーターを経由で充電すると7Aでもヒューズが飛んだ例があり)
肝心のボロアパートでのコンテスト運用であるが、やはりマルチが取れないー。今回はフィールドデーステーションBでのエントリとした。もう少し明確に区別したほうがよいと考える。