電池交換

先日「Bluetoothのノイズキャンセリングヘッドフォンをかぶってひたすら我慢」するとかいた。だが、最近このバッテリがへたっきた。

このヘッドセットは意外と高く、美国から直輸入(といってもamazon.comからだが)したものである。理由はというと「航空機用ヘッドフォン」として使えるからだ。今まではLightSpeedという製品をつかっていたのだが一度デジタルノイズキャンセラーの味を知るとこれがやめられない。だがつかっているうちにケーブルが裂けてしまい、いよいよ使えなくなってしまった。

本来ならこの業界ではパイロットも(撮影で使う)芸能人も最後はDavid Clarkに行きつくのである。だが、折しも円安。輸入してもめちゃくちゃ高い。自家用パイロットの習性として、だんだんとやることがなってくるのと、航空ガソリンの値段から金銭感覚がくるってしまい、やたら高い時計やらグッツに走る傾向がある。結果としてみんなDavid Clarkである(一部Boseもいる)。だが、プロレの自分は違う。

そういうことでみつけたのがこの製品だった。

2年ほど前に購入 わずか2年しか持たないとは

Earthart Pilot Aviationはマイクブームのみを販売していて、購入してパッケージを開けたらNB-10というヘッドフォンが出てきた。中華製のようだ。ワイヤレス充電もできるようで、それなりに軽量。あちこちに提灯記事もでていた。もちろんNB-10を買ったわけではないので提灯記事は読んでいない。

2年間主に使ったのは電車や旅客機の中であった。BluetoothなのでWiFiサービスのある機内でもつかうことができる。なにしろノイズキャンセルがうれしい。

だが、そうこうしているうちに

  1. ・イヤーパッドやケースが破れてきた
  2. ・電池容量がさがってきて使える時間が短くなってきた

2についてこまるのは自分で飛んでいるときである。先日もRJBEに出張った際にタワー5マイル手前で電池が切れて慌ててしまった。このヘッドセットは「充電しながら使う」ことができない重大な欠陥を持っているのと、電源を切っていてもノイズキャンセルの電源を切らないとそのまま電池が消耗してしまうという欠点がある。もちろん提灯記事にはそんな記載はない。(ライターは実際に使い込んでいないものだ)

ちなみにマイクのブームも構造上右側しかだせない。左席で運転するときは右席と干渉させたくないので、マイクブームは左にとりつけるのだが・・・

日本にも代理店があるようだが、最近はネットにつながらなくなった。イヤーパッドだけでも欲しいのだが。New Bee本社?のページもみつからない。このあたり、高い中華品を買う場合は覚悟しておく必要がある。amazonとかで保証がどうのこうのと書いてあるが売りっぱなしと考えたほうがよいだろう。

一方電池のほうは、とりあえずヘッドセットを解体してどんな電池がはいっているか調査してみた。3.7V 1050mAのリチウムポリマ電池のようだ。よーく見てみると803040という数字が見える。これをたよりに(懲りないね)amazon で電池を調達してみた。

少し容量アップ?1100mA

ヘッドセットには電池がしっかりと糊付けしてある。ショートさせないように(よゐ子は真似をしてはいけません!)とりはずす。外側のプラスティックをカッターで切り取って電池の分離手術を施す。購入した電池には白い線(NTC)もあるのだが、NB-10にはそんな端子がない。とりあえず接続しなかった。

とにかくショートに気をつけて購入した電池を置き換える。電池交換を想定していない売りっぱなしの製品らしく、コネクタで接続するのではなくはんだ付け。

そして見事復活した。

この緑色の基板の裏に電池がある まずは赤線をカットして⇒よゐこはぜったい!真似をしてはいけません!

いまだに代替となるイヤーパッドがみつからない。携帯電話もそうだが電池寿命=製品寿命である。メイカーもそれを期待して製品をローンチしているのだろうけど。