芸は身をタスク

私は普通のリーマンである。昨今の悪疫の影響で在宅勤務がずっと続いている。そんなわけでほぼ一日中ボロアパートで仕事をする毎日だ。それはそれであの「救いようのない暴力通勤電車」とおさらばできたのはうれしい。

さて、そんな労働者である。手元には1台のラップトップ。これが結構厳しいセキュリティーポリシーを持っている。パスワードは月に1回変更しなければならないし、ブートするたびに数桁の数字を入れないとログイン画面に達することすらできない。私のような情弱にとっては苦手である。

ある日例によってパスワードを変更した。翌日はなぜか仕事ができた(つまりまだ自分の脳がパスワードを覚えていたことを意味する)。ところがその夜気の迷いで夜にPCを立ち上げたら、、

すっかりパスワードを忘れている

年は取りたくないものだ・・ひとりごちる。

そんなときのためにパスワードをメモっているはずなのだが、私の場合Microsoft (以下マ社)のone noteに記載している。それならばと支給されているiphoneのアプリを立ち上げるとonenoteからは「ログインしなおせ」の非情なメッセージ。「しまったiphoneのほうのマ社のパスワード更新を忘れていた」(私はそもそもガラケー持ちなのでiphoneというかスマホそのものがよくわかんないんだよなぁ)

時は20時を回っている。ロックを解除するにはシステム管理部門に依頼するのだが、なにしろメールを出すことすらできない状態だ。今の仕事ではその部門はヨーロッパの某国にある。ためしに以前システム管理部門からかかってきた電話番号にかけてみたら「この番号ではなくて受付番号に電話しろ」というありがたいお言葉。その電話番号を知るためにはPCを立ち上げなくてはいけないのだよ。

「詰んでしまった」

仮にこのままPCにログインできないと、翌日は「システム管理部門が夜になってしまう」のでパスワードのリセットができないため昼間は全く仕事にならない。夕方まで休業状態だ。なんとしても今晩中に解決する必要があるのだ。

いろいろ手を尽くして(つまり同僚に電話=マ社のTeamsではない=システム管理部門にメールを出してもらって)やっとこのとで連絡を取った。しばらくすると電話がかかってきてやりとりを始める。この間普段はTeamviewerで共有しているPCの画面が見られないので苦労する。やがてPCにローカルアカウントでログインして、VPN接続をしたあとパスワードを再設定することに成功した。

この一連のやりとりでパスワードの文字を電話でやりとりするのだが、この担当者はなんと「正しいフォネティックコード」を使ってきた。もちろんこちらもリードバックで正しいフォネティックコードで応戦だ。なに、いざとなったらこちらは和文通話表だって使えるぞ。

ということで1時間ほどかけてPCにログインしてネットにも接続できるようになった。まさに芸は身を助くである。

普段無線電話に出ることは少ないのだが、それでも運用するときは正しいフォネティックコードを使うようにしている。それでも最近のアマチュア無線の方はうまくとってくれないんだよなあ。妙ちきりんな運用をしている人を見ると決して呼びたくないのだが、彼らもそのような世界でずっとやっていると修正される機会なんてないんだろうなあと思うと同時に「自分の方が間違っているんじゃないか」と思ってしまうことすらある。(こんなこと書くと「それは私のことを言っているのか」って文句言う人がいるのだけど、みんなそうだからご安心してほしい)

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